(vol.12) 国道20号線


GRID605(vol.12)

上映:『国道20号線
鼎談: 柳町光男 × 富田克也 × 相沢虎之助


■day: 2006.9.30(sat)
□time: open 18:30/start 19:00 - close 21:30予定
□ticket: 1500yen
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■『国道20号線
監督、編集:富田克也
脚本:相沢虎之助、富田克也
制作:空族、20号線制作委員会
詳細:http://www.kuzoku.com/
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デ・ジャブを手軽に知りたければ国道を走ればよい。
パチンコ屋、消費者金融、ドンキ、コンビニ、ファミレス・・・
この一辺倒な風景は地方の風物詩となることもなくただ涯てしなく
広がり、まるでどこまでいっても出口なし。
既視街道は夜の果て、あるいは真昼の闇。
金借りてパチンコ打ってあがりの小銭でドンキで買い物。
ヒサシとジュンコの懲りない毎日。
国道沿いでまわされる反復と停滞の生。
「なぁヒサシ、シンナーなんかやめて俺と一緒に飛ばねえか?」
既視街道でシンナーによる幻覚の残像が手招きする。
「ほんで俺もイッてもいいの?ホント?ホントに?」

富田克也によって描かれる国道沿いの生。あるいはひとつの風景論。
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□企画: 五所純子