(vol.59) GRID605 Last Live

FEN シークレットギグ


■day : 2012.12.17(Mon)
□time : Open 19:00 / Start 19:30
□ticket : 3,000yen(*会場運営費カンパとして)
□定員:30人
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■出演
FEN大友良英、ヤンジュン、ユエン・チーワイ、リュウ・ハンキル)

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■申し込み方法
*定員に達したため締切ました。
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GRID605は、2006年6月に吉祥寺駅前の古い雑居ビルの12畳ほどの部屋を使ってオープンしたスペースで、大友良英、岩井主税、牧野琢磨等の手により運営、2009年9月までのあいだ58回のイベントを行ってきました。それ以後はスタジオスペースとしてのみ使われてきましたが、スペース自体の閉鎖を機にラストイベントを行うことにしました。
出演するFEN(Far EastNetwork)は北京、ソウル、シンガポール、東京に在住するミュージシャン達によって2008年に作られた即興演奏のユニットです。これまでにアジアやヨーロッパ各国で数多くの演奏活動を行ってきましたが、震災以降一時的に活動を休止していました。今回GRID605のラストライブを機に活動を再開、2013年1月には中国ツアーも予定されています。(*本公演はライブレコーディングも予定されています。)
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□企画:GRID605

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(vol.58) modal equilibrium II 

modal equilibrium II
■day : 2009.9.20(Sun)
□time : Open 19:00 / Start 19:30
□ticket : 1,500yen 
□定員:30人
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前回grid605で発表させていただいた「layered music」「contempt for sax and guitar and live electronics」を今回も発表させていただきます。「layered music」は12音音階をもとに作曲されています。第1楽章はサックスのロングトーン牧野琢磨さんのギターの和声で組織されています。使用可能な音は決められていますが、その音高やアーティキュレーション、奏法は演奏者に委ねられています。前回は第1楽章のみの発表でしたが、今回は第2、第3楽章も演奏します。第2楽章は決められた音列を違う時間軸で演奏します。第3楽章は前楽章を包括して組織されます。「contempt for sax and guitar and live electronics」はあるmodeをもとに和声を組織し、旋律は同旋法に複数のmodeを機能させ、インプロヴァイズして曲は進行してゆきます。ギターの和声は厳密にスコアをもとに演奏されます。そして両曲とも鈴木學さんのlive electronicsがそれらに干渉します。

今回はcommune disc主宰のaenさんをお迎えしてそれぞれ作品を演奏します。

濱地潤一
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set list
・濱地潤一 soprano saxophone/鈴木學 live electoronics/牧野琢磨 guitar

・aen solo
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■濱地潤一 hamaji junichi
和歌山在住のSAXOPHONE奏者。サックスを津上研太氏に師事。
福島諭氏との「サックスとコンピューターのための室内楽」「12組曲-変容の対象~s.saxとpianoによる~」や、saxophone solo improvisation、サイレント・ダブ室内楽「chamber dub ensemble」で活動。
2009年7月には新潟県立近代美術館で福島諭氏とともに作品を発表した。
http://www17.ocn.ne.jp/~hamaji


■鈴木學
2000年よりエレクトロニクス技術を用いた自作楽器等の設計制作、それを使った即興演奏などの活動を開始。アナログ発振器、デジタル発振器、マイコンMIDI、無線機器、映像信号を応用した作品を制作。音楽家からの受託制作もおこなう。
http://www.geocities.jp/ijnsz/index.html


牧野琢磨
ギタリスト。エレクトリック、アコースティック、バリトン・ギターを演奏する。
http://mkntkm.exblog.jp/


■aen/ 鈴木康文
レーベルCommune Disc主宰。
イベントのオーガナイズも多数手がけ毎月最終月曜日にはスーパーデラックス にてレギュラーイベントSOUNDROOMを開催する。 aen名義ではエレクトロニックミュージックを演奏/発表。 即興演奏ではターンテーブルや音の出る何かを使用し鈴木康文として 演奏している。他、安永哲郎とのユニットVOIMA、DJまほうつかい(西島大介) &AENさん、細海魚とのhosomi+aen、鈴木康文+山本達久(ドラム)とのターンテーブル&ドラムDUO、古川日出男×(虹釜太郎+鈴木康文)といった異種混合 ユニットなど様々な形態で活動する。
http://communedisc.com/
http://soundroom.jp/

GRID-002:CD:大友良英 × 磯端伸一/ギター・デュオ × ソロ


大友良英 × 磯端伸一
ギター・デュオ × ソロ

レーベル:GRID605
品番:grid-002
フォーマット:CD
2009.9.17発売
大友良英による日本語ライナーノーツ付き
※限定500枚プレス


【作品紹介】
過去に起こってしまったことを変えることはできないけれど、未来を変えることは出来る。
そう信じたい。そんな気持ちで、僕等は17 年の歳月を隔てて共演をはじめ、互いを確認するかのように、
この先も共演をつづけることにし、そして、僕等にとっては記念すべき再会のドキュメントを
こうしてCD にしたわけだけど、それで間違ってないよね。
大友良英:ライナーノーツより抜粋)


2005年8月4日に明大前キッドアイラックホールで行われた、磯端伸一と大友良英による
ギターデュオ演奏と磯端のソロ演奏、またGRID605で録音された大友によるソロ演奏を収めたアルバム。


【プロフィール】

磯端伸一 Isohata Shin’ichi
1962年大阪生まれ。12才からギターを弾き始めジャズに傾倒、1982年から東京で音楽理論等を学ぶ。
85年から故高柳昌行に師事、楽器の基礎と高柳の音楽哲学を学ぶ。
93年から兵庫県在住。いわゆるクラシックやポピュラーの類からノイズ・抽象に至るまでその音楽
活動は多岐に渡り、特にアブストラクトなジャズと現代音楽 的アプローチのインプロヴィゼーショ
ン・ギター・ミュージックは、視覚的イメージと独自の理論構成によって精緻かつ大胆に奏され、
その独特な響きと透明な 音色は国内外の多くのリスナーを魅了している。


大友良英 Otomo Yoshihide
1959年生まれ。ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー。
ONJO、INVISIBLE SONGS、幽閉者、FEN等複数のバンドを率い、またFilament、Joy Heights
I.S.O.など数多くのバンドに参加。同時に映画、CF等、映像作品の音楽も手がける。近年は美術家との
コラボレーションも多く、自身でもサウンドインスタレーションを手がける一方、障害のある子ども
たちとの音楽ワークショップにも力をいれている。
著書に『MUSICS』(岩波書店)、『大友良英のJAMJAM日記』(河出書房新社)など。
2009年は、2008年に山口県YCAMで行われた巨大展示『ENSEMBLES 展』の発展形として、
『ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置』展をさまざな場所・規模で、さまざまなアーティスト、
ミュージシャンとともに行う。

(vol.57) tokyofukuoka

tokyo<--sounds-->fukuoka


■day : 2009.5.23 (Sat)
□time : Open 19:00 / Start 19:30
□ticket : 1,500yen
□定員:30人
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□set list:
見汐麻衣(vo,g) solo
諸岡光男(TV演奏家 from福岡) solo
村上巨樹(g,蛍光灯) 牧野琢磨(g) duo

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□プロフィール


・見汐麻衣
2001年福岡にて結成の埋火のヴォーカル&ギターを担当。埋火は、2006年1stAlbumをロレッタセコハンのレーベルよりリリー ス。同年夏以降は見汐と志賀加奈子(Dr&Cho)にサポートベースの須原敬三(ex羅針盤ギューンカセット)を加えて活動中。2008年12月p- vineより2ndAlbumをリリースしたばかり。 その他、剣樹人(Ba.あらかじめきめられた恋人達へ) 、弘中聡(Dr.GeGeGeGeQuartet) と共に「コドモアズ」を結成。(現在は停止中。)須原氏とのフォークユニット「みしおとすはら」neco眠る森雄大とのユニット「毎日寿司」等も行う。 福岡在住バンド「アナ」アルバム「FLASH」「サイプレス」にコーラス参加。


・諸岡光男
ブラウン管テレビを、信号の入出力、およびトリガー装置として使用し、ミキサーやコンタクト・マイクと組み合わせて独自のサウンド・システムを作り上げている。 電子の衝突によって照らし出される蛍光物質の輝きにじっと手をかざし、その微細な光の変化を音として表出しようとする、静かだが、しかし激情を内に秘めた彼のその演奏姿勢は、アートスペース・テトラの三嶋昭洋をして「山から下りてきた怒れるTV演奏家」と評せしむる。


・村上巨樹
蛍光灯ギタリスト。岩手県花巻市出身。現在、原田仁(didg from ROVO)進揚一郎(dr from OPTRUM)とのDESTORIO、成井幹子(vln from sgt.)山本昌史(ba from NATSUMEN)渡辺英貴(dr)とのAURA、片山貴志(dr)とのte_riなどのバンドにて活動。また、多くの即興演奏活動を行う。即興演奏に関 しては、光の明滅でサウンドをコントロールする手法を用いており、視覚/聴覚の両方から訴える独自のスタイルを確立している。イベント「KON-RIN- ZAI」「free archive festival」主宰。


牧野琢磨
ギタリスト。エレクトリック、アコースティック、バリトン・ギターを演奏する。

(vol.56) modal equilibrium

modal equilibrium


■day : 2009.3.15 (Sun)
□time : Open 19:00 / Start 19:30
□ticket : 1,500yen
□定員:30人

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□set list:
・濱地潤一/鈴木學/牧野琢磨 トリオ
ラジオゾンデ

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<ある音列を組織し、その音列から組成される和声と、旋律の均衡のポイントの領域>
今回発表させていただく「layered music」「contempt for sax and guitar and live electronics」という2つの作曲作品は、ある側面から見れば上記の視点を柔らかに内包していると言えます。「layered music」は12音列をもとに、サックスのロングトーンとギターの和声で組織されています。「contempt for sax and guitar and live electronics」はあるmodeをもとに和声を組織し、旋律は同modeに半音階を機能させ、曲は進行してゆきます。そして両曲ともlive electronicsがそれらに干渉します。謂わば平均律の外側のmodeとして。平均律の和声と旋律の均衡のポイントの領域を平均律の外側のmodeがどう作用し、聴取されるのか。modal equilibriumというイヴェント・タイトルはそんな思いから想起されたのでした。(濱地潤一)
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□出演者プロフィール


■濱地潤一 hamaji junichi
和歌山在住のSAXOPHONE奏者。サックスを津上研太氏に師事。
福島諭氏との「サックスとコンピューターのための室内楽」「12組曲-変容の対象~s.saxとpianoによる~」や、saxophone solo improvisation、サイレント・ダブ室内楽「chamber dub ensemble」で活動。
http://www17.ocn.ne.jp/~hamaji


■鈴木學
2000年よりエレクトロニクス技術を用いた自作楽器等の設計制作、それを使った即興演奏などの活動を開始。アナログ発振器、デジタル発振器、マイコンMIDI、無線機器、映像信号を応用した作品を制作。音楽家からの受託制作もおこなう。
http://www.geocities.jp/ijnsz/index.html


牧野琢磨
ギタリスト。エレクトリック、アコースティック、バリトン・ギターを演奏する。
http://mkntkm.exblog.jp/


ラジオゾンデ
青木隼人と津田貴司のデュオ。ラジオゾンデとは「気象観測気球」のこと。ギターやオートハープ、エレクトロニクス等によって気球から眺めた音の風景画を描く。自由学園明日館、益子STARNETでの演奏の他、08年度はシバタ&アスナとともに松本・金沢・福井(8月)、新潟(11月)でライブを行なった。


hofli (津田貴司) 音楽家/美術家
90年代後半よりhofli名義でサウンドスケープに基づいたCD製作や演奏を行なう。2008年春、津田貴司名義で『湿度計』(STARNET MUZIK014)リリース。サウンドインスタレーションとして『湿度計』(2007年7月、益子STARNET RECODE)、『海の呼吸』(2008年3月、葉山haco)などを発表。現在、青木隼人とのデュオ「ラジオゾンデ」として「響き/聴こえ」を主眼においた音楽活動を展開、空間との対話を重視した演奏を行なっている。
http://d.hatena.ne.jp/hofli/


・AOKI, hayato (青木隼人)音楽家
ギター演奏を中心に、環境と共存する独自の音楽を展開。ライブ活動以外にも、ギャラリーなどの展示空間にて、会場や作家のために音楽を制作。ほかに、津田貴司とのデュオ「ラジオゾンデ」やN.Y.在住の音楽家sawakoとのコラボレーションなどでも活動中。自主レーベル「grainfield」からCD『guitar solo # 1』『guitar solo # 2』『morning julu』『morning october』を発表している。
http://grainfield.net/
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□企画:濱地潤一

(vol.55) Helloコンサート

Helloコンサート


■day : 2009.3.14 (Sat)
□time : Open 19:00 / Start 19:30
□ticket : 1,000yen
□定員:30人
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Helloは音叉、コルネットを演奏する川口貴大とギターの山口晋似郎による、
オリジナルの作曲作品を演奏するバンドです。
今回のコンサートではサポートメンバーとして、ベース奏者の神田聡が加わり3人編成でやります。
曲目は「Circle in the blind spot(126×126mm)」のGRID605バージョン、
それに加えもう1曲やる予定です。


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□メンバープロフィール


■川口貴大(takahiro kawaguchi)
2000年よりフィールドレコーディングについて考え始める。
フィールドで得られる音色にフォーカスを絞るフィールドレコーディングではなく、対象空間における音の構成に自身の関心はある。
発音体を使用した録音作品の制作や、インスタレーションの展示、インプロヴィゼーションの場で活動する。
ソロの他には山口晋似郎とのバンドHelloや、村山政二朗、宇波拓、ユタ川崎とのバンドOff cells、
神戸のトランぺッター江崎將史主催のアキビンオオケストラのメンバーとしても活動する。
http://takahirokawaguchi.web.fc2.com/



■山口晋似郎(shinjiro yamaguchi)
1983年12月30日、埼玉県川口市生まれ。作曲演奏・軽音楽家
ミキシング・ボードの演奏の際は空間に線を描くような感覚を、
クラシック・ギターの場合は時間に点を置いていく意識を大事にしている。
2007年10月、上野の森美術館にて彫刻家の金沢健一と共演。
同年11月、ロンドンで開催されたAtlantic Waves Festivalに招待され、
Richard Chartier、Sawako、Joao Silvaと共演。
ソロの他、川口貴大とのバンドHelloやタブラとエレクトロニクスのトリオTeblaなど、
いくつかのグループに参加している。パフォーマンスやダンス、インスタレーション、映像作品の
ための作曲も行う。また浦 裕幸が主体的に運営する小規模なレーベルTWOLINESのパッケージや
フライヤーのデザインを担当する。
http://www.two-lines.org/per/sy-jp.html



■神田聡(satoshi kanda)
1980年生まれ。2003年からエレクトリックベースを用いた即興演奏を札幌にて始める。
いまは主にベースを仰向けにして、上に牛乳瓶などを載せることによる共鳴や振動を
拡張することで起こる状態の意図的/非意図的な変化を持続/切断する演奏を行う。
ソロの他にdtn、弓射、弓討、livingstoneといった即興演奏のバンド、また曲を
演奏するロックバンド、モリーズなどでも活動を行う。
http://d.hatena.ne.jp/tiptoe/

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□企画:川口貴大

(vol.54) solo×3 

solo×3


■day : 2009.2.21 (Sat)
□time : Open 19:00 / Start 19:30
□ticket : 1,500yen
□定員:30人

□set list:
牧野琢磨solo
直嶋岳史solo
河野円solo

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牧野琢磨
ギタリスト。エレクトリック、アコースティック、バリトン・ギターを演奏する。

■直嶋岳史
1981年生。2001年よりミキシングボードを使用した演奏を始める。
可聴ぎりぎりの小音量での即興演奏を続ける中で、音そのものよりも
(演奏)行為の受け止められ方の方へと関心が向かう。
進行中のプロジェクトに、平間貴大との「人数」がある。
自主レーベル「encadre」より録音作品のリリースを行っている。

■河野円
神奈川県生まれ。2000年にベースを手にしたことから始まり、2003年美学校サウンド/アート表現講座の受講を機にサンプラー・ピックアップ・テープレコーダーなどを使った演奏に取り組むようになる。現在は主に、空のテープレコーダーを使用している。



毎日寒いですね。今回の企画では私は河野円さんとデュオをやりたかったのですが、河野さんの強いご希望により各人のソロで演奏することにあいなりました。直嶋岳史さんも迎えて、みっつのソロ演奏です。(牧野)

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□企画:河野円/牧野琢磨